
夫婦関係の中で、営みは心のつながりを育む大切な要素です。けれど、長く一緒に過ごすうちに新鮮さが薄れ、自然と距離を感じるようになることもあります。
今回は、性生活の現状やマンネリの原因を整理しながら、二人の関係を見直す具体的な方法を紹介します。さらに、日常的なコミュニケーションやスキンシップの方法なども一緒に確認しておきましょう。
目次
夫婦の営みの現状と課題
結婚生活を長く続けていく中で、夫婦の営みについての悩みや課題を抱える人は少なくありません。日々の忙しさやストレス、子育てなど、生活の中には夫婦の時間を持ちにくくなる要因がたくさんあります。
今回は、実際のデータを交えながら、今どきの夫婦が抱える営みに関する悩みや、その背景にある原因を解説します。夫婦の営みを楽しむための具体的な方法も確認しておきましょう。
性生活の頻度に関する統計データ
2023年に日本家族計画協会が実施した「第9回 男女の生活と意識に関する調査」によると、既婚者の約48.3%が「1カ月以上セックスをしていない」と回答しています。
また、セックスをしない理由としては「面倒くさい」「相手が応じてくれない」「仕事で疲れている」など、日常生活の中で生じるストレスや気持ちのすれ違いが大きく影響していることがわかります。これらの要因が積み重なることで、夫婦の営みが次第に遠のき、コミュニケーション自体も希薄になってしまうケースが少なくないようです。
マンネリ化の主な原因とその影響
長年一緒に暮らしていると、夫婦の関係に「慣れ」や「安心感」が生まれる一方で、恋人時代のような新鮮さやときめきが薄れてしまうこともあります。
こうした状態が続くと、性生活にも変化が出てきて、いわゆるマンネリ化を感じるようになる夫婦は少なくありません。
マンネリ化の原因としては、以下のようなことが挙げられます。
- 会話やスキンシップの減少:普段の会話が業務連絡のようになり、スキンシップも自然と減っていく
- 生活のパターン化:毎日のルーティンに追われ、変化や刺激が少なくなる
- 性に関する話題のタブー視:お互いの気持ちや希望を話すことがなくなり、誤解や不満が蓄積する
このような状態が続くと、「今さらどうやって関係を変えていけばいいのかわからない」と感じる人も多く、心の距離が広がってしまうことも珍しくありません。
また、マンネリを放置することで、浮気や離婚といった深刻な問題につながるケースもあるため、早めに小さな変化から取り入れていくことが大切です。
夫婦の営みを楽しむための具体的な4つの方法

日々の忙しさや生活のリズムに流されてしまうと、夫婦の営みはどうしても後回しになりがちです。
しかし、少し視点を変えるだけで、関係に新しい風を吹き込むことは可能です。ここでは、夫婦の時間をもっと楽しむための具体的な方法を紹介します。
1、営みの時間帯を見直す
「セックス=夜にするもの」という固定観念に縛られていると、疲れていたり気分が乗らなかったりして、タイミングを逃してしまうこともあるようです。
たとえば、休日の朝や昼間など、リラックスできる時間帯に気持ちを向けてみると、新しい発見があるかもしれません。お互いにとって無理のない時間を選ぶことが、満足感にもつながります。
2、場所を変えて新鮮さを取り入れる
いつも同じ寝室・同じ流れでは、どうしても気持ちもマンネリがちになってしまうこともあるようです。
たまには、ホテルに泊まってみたり、旅行先でちょっと特別な雰囲気を楽しんでみたりと、場所を変えるだけでも気分は大きく変わります。照明や香り、音楽などで空間の雰囲気を工夫するのもおすすめです。
3、お互いのフェチや願望を共有する
相手に言いづらいと思っていたことも、きちんとしたタイミングで話すことで、より深い信頼関係が築けることがあります。
お互いの好きなことや気になるプレイ、触れてほしいところなど、恥ずかしがらずに話してみるのも大切なステップ。話すことで、夫婦二人の時間がより満たされるものになる可能性も高まりますよ。
4、付き合いたての頃のデートを再現する
初めて一緒に行った場所、映画デート、記念日のレストラン…。そんな思い出の場所をめぐったり、当時のようなLINEや手紙のやりとりをしてみたりすると、忘れていたドキドキ感や愛情が自然とよみがえってくる可能性があります。
日常の延長線上に「非日常」を取り入れることが、関係のリフレッシュにもつながるかもしれませんね。
コミュニケーションとスキンシップの重要性

夫婦関係を深めるうえで、会話やスキンシップは欠かせない要素です。営みの回数や内容も大切ですが、日常の中でどれだけ相手と心を通わせているかが、結果的にふたりの絆の強さを左右します。
以下のような意識的にコミュニケーションやスキンシップを取り入れることで、関係はぐっと良い方向に変わっていきます。
日常的な会話を増やす工夫
「おはよう」「いってらっしゃい」「おかえりなさい」といった、ちょっとした言葉のやり取りでも、心の距離を縮める大きな一歩です。
共通の話題を増やすために、同じドラマや映画を一緒に観てみる、週に一度は二人で夕食を囲むようにするなど、小さな工夫から始めてみましょう。無理に深い話をしなくても、「今日はこんなことがあったよ」と自然に話せる関係が、安心感につながります。
感謝の気持ちを言葉で伝える
長く一緒にいると、相手がしてくれていることを当たり前に感じてしまいがちです。しかし、「ありがとう」の一言は、いつの時代も心を温かくしてくれます。
「洗い物してくれて助かったよ」「仕事お疲れ様」など、ちょっとしたことでも口に出すことで、相手も自分も満たされた気持ちになります。言葉にすることを習慣にすると、夫婦の空気もやわらかくなっていくことが期待できるでしょう。
スキンシップを日常に取り入れる方法
営み以外のスキンシップも、夫婦にとってとても大切です。手をつなぐ、肩に触れる、軽くハグをするなど、特別なことをしなくても「触れる」という行為そのものが安心感や親密さを生みます。
たとえば、すれ違いざまに軽くタッチする、寝る前に背中をさすってあげるといった、さりげない行動を日常に取り入れてみましょう。「なんとなく嬉しい」「ホッとする」という感情が、自然と関係をあたためてくれます。
マンネリ防止のための新しい習慣
毎日を一緒に過ごしていると、どうしても生活がルーティンになりがちですよね。特別なトラブルがなくても、「最近ちょっと新鮮さがないな」と感じることは、どの夫婦にもあることです。そんなときこそ、新しい習慣を取り入れて、ふたりの関係にちょっとした変化をプラスしてみるのがおすすめです。
その一つが、定期的な夫婦デートの計画。忙しくても、たとえ半日だけでも、一緒にお出かけする時間を作ることで、日常の中に「非日常」を取り入れることができます。特別な場所に行かなくても、ちょっとおしゃれなランチを楽しんだり、季節を感じられる場所を歩いたりするだけで、自然と会話も弾み、気持ちがリフレッシュされるでしょう。
札幌には、そんな「ちょっとした夫婦時間」にぴったりの場所がたくさんあります。目的や気分に合わせて、次のようなデートプランを参考にしてみてくださいね。
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小さな習慣の積み重ねが、夫婦の関係をあたため、豊かにしてくれます。次のお休みは、二人で新しい場所に出かけてみてはいかがでしょうか。
まとめ
夫婦の営みは、ただの習慣ではなく、心と心を確かめ合う大切な時間です。忙しい毎日の中で後回しになってしまうこともありますが、ちょっとした工夫や新しい習慣を取り入れるだけで、二人の関係は前向きなものへと変わっていくでしょう。
何気ない会話に耳を傾けること、感謝の気持ちを言葉にすること、そしてたまにはいつもと違う時間や空間で二人きりの時間を過ごすこと。それらの一つひとつが、夫婦の絆を静かに、確実に深めてくれるかもしれませんよ。
もし、「たまにはいつもと違う場所でゆっくり過ごしてみたい」と思うのであれば、札幌にあるウォーターホテルKをご利用ください。
ウォーターホテルKは札幌市内にありながら、豊平川や中島公園などの自然に囲まれた静かで落ち着ける場所に立地しているため、街中にいながらも日常を忘れてリラックスできる空間です。
広々とした浴室では、夫婦でゆっくり一緒にお風呂に浸かることもでき、時間を気にせず過ごせるのが魅力。誰にも邪魔されない二人だけの時間を、安心して楽しめます。
また、事前予約ができるため、予定を立てやすく、スムーズに利用できるのも嬉しいポイント。混雑を気にせず、自分たちのペースでゆったりとしたひとときを過ごせます。